京成押上線、スカイツリーから4つ目の駅、せんべろの街、京成立石駅。
闇市から発展した駅周辺の商店街を始め、全体的に建物の密集度が高く、下町らしさや昭和の雰囲気を感じることができる街。
駅から北側・南側共に面的に商店街が広がりますが、中でも立石の街を象徴する商店街が「立石仲見世商店街」。ここは戦災で家を無くした浅草の飲食業者が疎開して露店を始めたことが起源になっていることから浅草と同じく「仲見世」と名付けられたようです。1960年に作られたアーケード商店街は狭い通路に居酒屋、総菜屋等様々な店が軒を連ね雑多な雰囲気を醸し出しています。昭和の古き良き時代を感じることができる空気感を求めて、観光で訪れる人も増えてきています。
昭和レトロな雰囲気を味わえるこの街も再開発へと向かっており、北側は数年後に高層ビルが建つようです。協議が続いているようですが、これから駅前の雰囲気も徐々に変わっていくことでしょう。

そんな状況下にある京成立石駅から徒歩6分。
通り沿いの戸建住宅の間の小路を入ったところにあるこのプロジェクトは、初めて来た人の大半が通り過ぎてしまう、そんな隠れ家的な場所に建つ木造住宅です。道路に接しておらず、再建築が出来ない為、リノベーション賃貸として再生しました。。
外からは分からない隠れ家的な雰囲気が漂うこの建物を二つの賃貸物件にしました。各部屋55㎡の広さがあり、キッチンやトイレなどの水回りの設備も更新していますので、快適にお住まい頂けると思います。
但し、築70年以上を経た建物は、どこかしら不具合が発生することはあると思いますが、そんなことも含めて、昭和ノスタルジーを感じつつ、住まいと街を楽しんで暮らしてもらえる方に使って頂きたい物件です。